本会では、その目的を達成するために次のような事業を行っています。
工業用水の合理的かつ安定的な供給を確保するため、工業用水道事業に対する国の助成措置の創設及びその拡充強化を要望し、毎年全会員団結の下に積極的な活動を行って、国庫補助・交付金の確保、助成制度の拡大強化、起債の確保及びその質の改善などに努力しています。
工業用水道事業の経営の諸問題を検討する経営委員会、工業用水道施設の計画・設計・維持管理などの標準化、合理化を調査研究する各種委員会、工業用水・排水の水質、試験方法、水処理技術を調査研究する委員会、水使用合理化方策を調査研究する委員会、出版物の企画・編集をする委員会、工業用水道及び水処理技術関係の事業を企画・運営する委員会など各種の委員会があります。また、工業用水道事業の建設、経営に関する諸問題について会員相互に意見交換を行う工業用水道事業研究大会、工業用水・排水に関するあらゆる部門の試験研究の成果を広く発表する研究発表会などを毎年開催しています。
また、本会は昭和42年に特許庁長官から、学術団体としての指定も受けております。
工業用水・排水に関する技術的諸問題を中心とするセミナー、工業用水道事業の技術者に対する研修会などを開催しています。
会誌「工業用水」を隔月で定期的に発行し学術誌として好評をいただいているほか、工業用水に関する知識の普及及び技術の進歩向上に資するため各種の図書を発行しています。
1. 工業用水道管弁類等製造事業場認定
工業用水道管弁類等を事業者会員が安心して使用していただけるよう、事業者会員団体の職員等からなる委員会を設けて、昭和41年以降、ダクタイル鋳鉄管、鋼管、硬質塩化ビニル管、弁類などについて、製造事業場の生産設備、製造条件、品質管理など具体的な諸条件を厳重に審査して認定しています。
2. 管弁類の検査
工業用水道に使用するダクタイル鋳鉄管、鋼管、硬質塩化ピニル管、弁類等について、日本水道協会との協定に基づき同協会に委託して製品検査を行い、事業団体の検収検査を代行しています。